2010年11月11日木曜日

ラダックの話その8〜ティクセ・シェイ・チョグラムサル編

2010年10月5日


翌日はティクセ、シェイ、チョグラムサルへ。
ジョカンでコルラして朝食。
そのあと、バスターミナルへ。

ティクセに行くバスは30分に1本。
余裕だ。
バスターミナルできょろきょろしてても誰も声を掛けてこない。
ふう。
さすがにもう慣れた。
止まってるバスに声を掛ける。
3台目、ティクセ方面バスをゲット。
小一時間バスに揺られてティクセの集落に到着。

やっぱ山を登ります。
つか、山全体がゴンパ。
そして観光客はほとんどいない。
貸切だーっと、喜びたいところですが、鍵が掛かってる房多数。
うーん。

ティクセゴンパ

ゴンパの山を降りてシェイに向かうことにする。
バスが来た。
が、
満員で乗車拒否られる。
30分待つのか。。。。
ティクセの集落にお店の類いは皆無。
時間の潰しようがない。
シェイまで約3km。
歩くことに。

途中、バスがボクを追い越していった。
え・・・
30分に1本じゃないの????

シェイの手前に、チョルテンがいっぱいあるところがある。
まずはそこを見学。
シェイの岩山からチョルテン(仏塔)群

そしてシェイの岩山へ。
参道はあったけど、小さなゴンパのある山の端っこから登頂。
しかし、
ここはホントに人が通るところではないらしく、途中からただの崖に。
両手両足を崖に付けて、動かすのは手か足かどれかひとつだけ。
三点支持してなきゃ危なくてしかたがない。
それでもたまに滑る。
山頂は廃棄された砦。
崖にしがみつきながら登る。
ファーストアタック。
砦の泥レンガの壁に遮られて断念。
少し下りルートを変えてセカンドアタック。
亀裂がある泥レンガの壁に向かう。
亀裂に手が届くところまで来た。
よじ上れば潜り込めそう。
しかし、すぐ横は断崖絶壁。
古い泥レンガに体重をかける勇気はない。
セカンドアタックも断念。
また少し降りて、崖を横に移動。
潜り込めそうな箇所を発見。
サードアタック。
なんとか成功。
きっと難攻不落の砦だったのではないか。
身を以て知る。
シェイのゴンパ

砦を抜けてゴンパへ。
客はボクひとり。
つか、
管理人ぽいおじいさんひとりで坊さん見当たらない。
シェイの岩山。右奥から登頂アタック。

シェイの岩山を降りる。
街道沿いにモスクの看板発見。

その案内に従って、集落の中に入ってみる。
どんどん進む。
しかし道はなくなる。
鉄砲水で橋が流されてそのままの様子。
川を渡るためであろう。タイヤが水面ぎりぎりに顔を出してるのが見える。
あれに足を掛けたら靴がびしょびしょになるのは明白。
街道に戻ることにする。

バスを待ってた。
またもや満員で乗車拒否。
チョグラムサルまで5kmはある。
さすがに歩く気はしない。
今度は30分待たされた。
バスが来た。
またもや満員で乗車拒否。
困った。
同じく待ってた現地の方と苦笑い。
そこからまた30分くらい待つ。
タクシーが来た。
人が乗ってる。
一緒に待ってた現地の人が止めた。
乗せてくれるらしい。
一安心。
一路チョグラムサルへ。

チョグラムサルは亡命チベット人の集落。
ダライラマがラダック滞在時に使う宮殿もある。
まずは腹ごしらえ。
チベタン食堂でチョウミン。40ルピー。

遠くにミナレットぽいのが見えた。
インダス川を渡ってみると確かにモスク。
地図を見ると他にあるっぽい。

ダライラマの宮殿方面に行ってみる。
宮殿前にゴンパが。
ここはカルマカギュ派のゴンパらしい。

ダライラマはゲルク派。
きっと昔ならこんな位置関係はあり得なかったろうと推察。
このカルマカギュ派のゴンパ、敷地内に新しいお堂を建築中。
鉄筋コンクリート製。
やはり今はこうなのですね。
興味深く拝見。
ダライラマの宮殿

ダライラマの宮殿の向こうにやはりミナレットぽいのが見えた。
そっちに向かう。
宮殿のすぐ裏に見える。
地図でも確かに裏手。
宮殿の脇を抜けてインダス川に出た。
そのミナレット、インダス川の向こう。
つまり、地図が間違ってる。
この地図の作成者、ここまで来ないで街道から見ただけで作ったんだな。
さてどうしよう。
ここからインダス川は渡れない。
500mくらい離れたところに橋はある。
まあ、ここまで来ちゃったら行くしかないでしょ。
宮殿対岸のモスク

20分後、対岸のモスクへ。
色目がラダックぽい。
人はなく、中にも入れなかった。
それは残念だけど、来た甲斐はあったかと。
チョグラムサル

チョグラムサルの中心に戻る。
バスに乗ってレーへ。
チョグラムサルは、8月の鉄砲水が直撃して一番被害にあった集落。
何百人と死んでいる。
その様子を目の当たりにするのが怖かった。
しかし、瓦礫の山は散見されるものの、ごく普通に生活しているように見える。
表面的にはなにも見えない。
ホッとしたのが正直な感想。



レーに戻って旅行会社に。
パーミット取得の代行を依頼。
150ルピー(約300円)。

ゲストハウスに戻って一休みしてから食事。
テントゥク。70ルピー(140円)

またゲストハウスに戻る。
ゲストハウスに入るとき、横のネットカフェのオヤジさんに後で来る旨を伝えた。
1時間後、自分のパソコン抱えて外に出る。
が、
ネットカフェ閉まってた・・・



ラダックの話その9



そしてこの辺り

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